精神科訪問看護の開業に伴う、賃貸事業所の火災保険について。
はじめに
精神科訪問看護を開業するため、賃貸を借りて火災保険に加入する必要があります。
不動産オーナーや不動産屋さんからは、安い個人向け火災保険を勧められることがあると聞きます。しかし、いざというときに「お金が支払われない」ということにもなりかねないので、目先のお金に捉われず事業・店舗・法人向けの保険をオススメします。当然ですが・・・ww
火災保険等の内容
不動産屋さんから特に強調して言われたのが、
・借家人賠償(大家さんへお金が支払われる保険)
・水漏れなどで下に住む住人に損害を与えた場合の保険
でした。
保険屋さんに聞いたところ、借家人賠償については2,000万が一般的とのこと。1000万に減額すると、年料金が1,000円ほど安くなります。
下記は個人向けの保険ですが、借家人賠償は全て2,000万円になっています。
料金
上記の個人向け保険は、1年当たり8,500円です。
不動産屋さんに紹介された保険屋さんに見積もりを依頼したところ、
1年4万円。
自分で保険屋さんを探して見積もりを依頼したら、
1年2万円ほど
だったので、その保険屋さんと話を詰めブラッシュアップしたところ、
1年12,000円
になりました・・・。
考察
一般人があまり知識のない業態(保険・建築等)は、やや闇を感じますww
保険に限らず、自分で調べて知識をつけて、しっかりと自己防衛しないと危ない社会です。しかし逆に言えば、インターネットが発達して自己防衛できる時代になっています。やるかやらないかは自分次第です。
ただ、高齢者・障がい者・精神疾患・ITが苦手な方などについては、ぜひ私共でお手伝いさせていただきたいと考えています。
例えば精神疾患を有している方が、自分で調べて合理的な契約をすることが難しい場合も想定されます。精神疾患はその方の生活・人生あらゆる場面に影響しているため、「それは看護の仕事ではない」というのはナンセンスで、全てが看護の仕事だと認識しています。
制度的にできないことはもちろんあります。しかし、一言目に「できない」というのではなく、最大限知恵を絞って、できる限りのことをさせていただくべきだと考えます。
おまけ
昔の話ですが、大手バイク屋にバイクを訪問査定してもらったことがありました。
初めは0円査定だったのですが、数社査定をする予定だったので売らない旨を伝えると、査定員が「今だったら」「上司に相談します」と色々と言い始めて、
なんと最終的に、15万円査定になりました・・・・。
当時は、「これ詐欺にならないのかな」と思ったりしましたが、法律的にはどうなんでしょうかね。
いやいや、怖い社会です。